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ビジネスマン必読!誰にでもわかるMBAシリーズ
1日3分で身につけるMBA講座:経済一般知識編
Vol.3            6/20/2003
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【まえがき】 

今回は景気と各経済主体への影響について解説します。 

(前回までの内容を確認したい方は下のアドレスから『MBA講座』へお進み下さい。)
http://mbasolution.com/forum/

【登場人物の紹介】
源達哉(タツヤ):
一流商社、ABC商事入社10年目の中堅社員。
昨年社費にてアメリカのビジネススクールでMBA取得後、経営企画室配属される。
現在主任。

五月女玲奈(レイナ):
今春短大を卒業しABC商事に入社したばかりの新入社員。
いきなり経営企画室に配属になるも、経済・経営についての知識は非常に乏しい。


【第3話 景気と経済主体への影響】
レイナ:「タツヤ先輩聞きました?今年は夏のボーナス30%カットですって。景気が
悪くて本当に困っちゃうわ。せっかくボーナスをあてにして海外旅行に行く予定だった
のにこのままじゃキャンセルね。」

タツヤ:「それはとんだ災難だね。でもレイナちゃん。景気がいいとか悪いとかってど
ういうことなんだろう?」

レイナ:「景気が悪いってことはお給料が下がることでしょう。逆に景気が良くなれば
お給料が上がるわ。」

タツヤ:「レイナちゃんにとってはそうだよね。じゃあこの前勉強した経済主体と景気
についてみてみようか。」

レイナ:「あぁ、確か『政府』、『企業』、『家計』でしたよね。」

タツヤ:「そう。まず景気が悪いってことは企業が作ったモノが売れないってことだよ
ね。だから企業は生産を縮少したり、価格を下げたりして不況に対応するんだ。ただそ
うすると売上や利益が減るからコスト削減のためにリストラしたり、採用活動を抑制し
たりするんだ。」

レイナ:「そうすると企業の悪影響が家計部門におよびますよね。今回の様に給料が下
がったりして。そうすると家計部門の消費がさらに落ち込んでますますモノが売れなく
なるんじゃありません?」

タツヤ:「そうだね。企業部門の業績の悪化は家計にも直撃してさらに景気は悪化して
いくんだ。ただ悪影響を受けるのは家計だけじゃないんだよ。」

レイナ:「ということは政府も、ってことですか?」

タツヤ:「そうだよ。景気が悪ければ企業や家計が納める税金が少なくなって、政府の
使えるお金も少なくなるんだ。景気が悪い時ほど政府もお金が必要だから不況時は政府
も困ることになるんだ。」

レイナ:「みんな連鎖的に悪影響をおよぼしあうんですね。」

タツヤ:「以前説明したように経済は世の中のお金の流れだから、ある部門で流れが悪
くなればそれが全体に影響するってわけさ。」

レイナ:「それじゃあ、どうすればその悪い流れが断ち切れるんですか?」

タツヤ:「一つの方法として金利の引き下げという手段があるんだ。金利を引き下げる
ことによって企業や家計の借り入れ意欲を増し、モノが売れるように仕向けるんだ。」

レイナ:「でも現状では金利を引き下げようがないですよ。ほとんど0%ですからね。」

タツヤ:「そうだね。特に今日のように銀行が不良債権に苦しんでいるような状況だと
本来お金が必要なところに資金が回らず金利の引き下げ効果は限定的になるんだ。マネ
ー経済では特に金融機関の活動が鈍ると経済が停滞して不景気が長引くことになるんだ
よ。」

【今日のポイント】
経済では政府・企業・家計が相互に関連し合っていて、一部門で景気が悪化するとそれ
が他の部門へと悪影響をおよぼすの。


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