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************************************************************************* ビジネスマン必読!誰にでもわかるMBAシリーズ 1日3分で身につけるMBA講座:経済一般知識編 Vol.7 8/8/2003 ************************************************************************* みなさん、こんにちは。MBA Solutionの安部です。 今回はみなさんにお知らせがあります。このメールマガジンをさらに充実させるため に新しいコーナーを設けました。名付けて『MBA経済考』です。少々堅苦しい名前で すが経済学という学問を実際の経済にどう活用するのかを提案していきたいと思いま す。 ========================================================================= 【MBA経済考】-『消費税率引き上げにより消費は縮小するのか?』 第一回目の話題として『消費税率引き上げにより消費は縮小するのか?』を取り上げ てみたいと思います。 昨今、巷では消費税を現行の5%から2桁に上げようという議論が活発になされてい ます。不況による財源不足や高齢化社会による社会保障費の増大などの理由により消 費税率アップはいたしかたないものかもしれません。 このような消費税率引き上げは個人消費に冷え込ませるものとして依然反対意見が多 いのも事実です。さあここで本日のメインテーマです。本当に消費税率引き上げに よって消費は縮小するのでしょうか? 経済学ではモノやサービスの消費は所得と深い関係があるとしています。この理論事 態は我々の日常生活を通して、所得の増減により消費は変化することを体験していま すから何も言うことはありません。 そこで、『消費税率引き上げによって消費は縮小するのか?』を検証するために、モ ノやサービスを3つの種類に分類しましょう。一つは所得の上昇(減少)に伴い消費 が上昇(減少)するモノやサービス。次は所得が上昇(減少)しても消費に変化のない モノやサービス。最後は所得の上昇(減少)に伴い消費が減少(上昇)するモノやサービ スです。 消費税の引き上げは物価の全体的な上昇を意味します。今まで価格が100円のものに 対して105円を支払っていたのが、消費税が10%に引き上げられれば110円を支払わな ければなりません。 この全体的な物価の上昇は実質所得の減少と同じ効果があります。とするとモノや サービスの3つの分類に照らし合わせると、所得の減少に伴い消費が減少するモノや サービスは消費税率引き上げにより消費にブレーキがかかります。ところが、面白い ことに所得の減少に伴い消費が上昇するモノやサービスは消費税率引き上げにより消 費が刺激されるのです。このことから消費税率引き上げはすべての消費を縮小させる ものではないと結論づけることができます。 ◎ビジネスへの応用 消費税率引き上げが決定した場合、自社のサービスや製品のポートフォリオを見直し て、より『所得の減少に伴い消費が上昇するモノやサービス』の比重を増せば売上増 が期待できます。 ◎補足 今回の考え方は何も消費税引き上げだけに使える考え方ではありません。ビジネスで は常に様々な要因が影響してきます。例えばBSE。狂牛病は焼肉業界に深刻な打撃を 与えました。この時ある女性社長は焼肉チェーンを一夜にして焼き鳥チェーンに転換 して成功したとの話があります。この社長は『焼肉需要の減少に伴い消費が上昇する モノやサービスとは何か?』を考え、焼き鳥を見抜いたのです。この例は、逆風の中 でがんばるよりは、風向きを常に見据えて順風を探すことがビジネス成功の一つの秘 訣であるということを示唆しているのではないでしょうか。 【あなたのご意見・ご感想お待ちしています】 現在、このメールマガジンは約2500名の読者にご愛読いただいています。2500名いれ ば2500通りの考え方があるということです。このナレッジ・グループの一員として是 非ともあなたのご意見をお聞かせ下さい。みなさんの知識をグループで共有すること により個人個人の更なるビジネス価値の向上が期待できます。 【このメルマガをご紹介下さい】 このメルマガは今後もビジネスで役に立つ情報を満載してお届けしようと思います。 多くのメンバーによるナレッジ・グループを形成するためにも是非ともお知り合いの 方にこのメルマガを転送して推薦して下さい。メルマガの登録・解除は下のアドレス から24時間受け付けています。 http://www.mbasolution.com/sample/mag3.htm ========================================================================= お待たせしました!読者のみなさまにたいへんご好評いただいています『タツヤとレ イナの1日3分で身につけるMBA講座』です。今回の話題は『2つのGDP』です。 ------------------------------------------------------------------------- 【第7話 2つのGDP】 タツヤ:「レイナちゃん、経済の大きさはGDPで表されるって学んだよね。」 レイナ:「ええ、そうね。GDPは1年間に生産された最終生産物の総額ってことで したよね。」 タツヤ:「そうだね。でも、実はGDPにも2種類あるって知ってたかな?」 レイナ:「えっ、GDPには2種類もあるんですか。」 タツヤ:「うん、GDPには名目GDPと実質GDPと2種類があるんだ。」 レイナ:「でも、その名目GDPと実質GDPの違いは何でしょう?」 タツヤ:「じゃあ例を踏まえて説明しよう。A国の産業はコンピューター産業のみで ある年に年間100台生産して、100万の売り上げが上がったとしよう。この時A国のGDP はいくらになるだろう?」 レイナ:「そうね。GDPっていうのは最終生産物の総額だから100万円だと思う わ。」 タツヤ:「そうだね。じゃあここでその翌年コンピューター人気に火がついて、多く の人がコンピューターを求めるようになったとしよう。でも急に生産能力は増やせな いから翌年もやっぱりコンピューターは100台しか生産できなかったんだ。このコン ピューターブームにより値段が高騰して1台2万円でもコンピューターは売りさばけた んだ。そうするとこの年のA国のGDPはいくらになる?」 レイナ:「えーと。2万円の100台分だから200万円ね。」 タツヤ:「そうだね。今、レイナちゃんの言ったGDPが名目GDPと呼ばれるもの なんだ。」 レイナ:「ということは。名目GDPっていうのは。その年の最終生産物の金額を ただ足したものってことですね。じゃあ実質GDPっていうのはどんなものなんですか?」 タツヤ:「うん、今回の例で言うと。コンピューターの生産量は変わってないだろ う。じゃあなぜ名目GDPが100万円から200万円に上ったかいうと、ただ単に価格が 200%アップしたからなんだ。このような価格変動分を控除して求められるGDPを実 質GDPというんだ。つまりこの場合は翌年の名目GDP 200万円を価格上昇率200 %で割った金額、100万円が実質GDPってわけさ。この名目GDPを求めるときに 利用する価格指数はGDPデフレーターと呼ばれ、ある年を基準とすると、その他の 年はその基準年と比較した物価水準の割合になっているんだ。この例の場合のGDP デフレーターは物価水準が200%アップだから2だね。」 レイナ:「そうね。経済の本当の豊かさを測るにはその国の実際の生産力や消費力を 知る必要があるものね。その点実質GDPはその経済の本当の豊かさを知る指標とな るのね。この場合、名目GDPを見ると、A国の経済は飛躍的に向上したような印象 を受けるけど、実質GDPを見ると実態は経済自体全く変わってないものね。」 【今日のポイント】 GDPには名目GDPと、実質GDPの2種類があるの。 【キーワード】 名目GDP 1年で生産される。最終生産物の総額を時価評価したもの。 実質GDP 名目GDPから物価変動率を調整したもの。 GDPデフレーター ある年を基準として物価変動率を表したもの。 ************************************************************************* 最新の『1日3分で身につけるMBA講座』はメールマガジンでお楽しみいただけます。お気に召さない場合はいつでも解除自由なのでお気軽にご登録をどうぞ。週1回、とっても役立つ情報をあなたのメールボックスにお届けしています。 ↓登録はEメールアドレスのみの入力です↓
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