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Lesson 13 ビジネスで競争優位に立つ源泉を発見するには?


「レイナちゃん、前回はポーターの基本戦略の落とし穴について学んだよね。」

「そうね。『コストリーダーシップ』、『差別化』、『集中』の3つの基本戦略にはそれぞれ落とし穴があって、それに陥らないために企業は常に顧客が認知した価値と価格のバランスに気を配ってなきゃいけないってことだったわね。」

「そうだね。ポーターはその基本戦略の次に企業の競争優位の源泉は企業が行う価値創造のプロセスにあるとしたんだ。」

「価値創造のプロセス?一体それはどんなものなんですか?」

「うん。たとえばここにパン屋さんがあるとしよう。パン屋はまず小麦粉などの原料を仕入れてパンを焼くよね。そうして焼き上がったパンは店頭に並べられ消費者の手に渡ることになるだろう。ここで小麦粉などの原料から美味しいパンができて消費者に渡るまでのプロセスにおいて、パン屋は原材料に付加価値を加えているのがわかるかな?」

「そうね。原料の小麦粉はたいした値段ではないけど職人さんがオーブンを使ってパンという商品を作れば結構なお金を貰えるものね。」

「そのように企業が原材料から最終商品を消費者の手元に届けるプロセスは原材料→半製品→製品という段階を追うごとに価値が高まるから、『価値創造のプロセス』と言うんだ。」

「そうか。企業は最終商品まで原材料にどんどん価値を加えていくから価値創造のプロセスっていうのね。」

「そう。このような付加価値を加えていくプロセスは購買物流→製造→出荷物流→販売・マーケティング→サービスという企業の主活動と、全般管理、人事・労務管理、技術開発、調達活動などの支援活動によって成り立っているんだよ。ここで、購買物流→製造→出荷物流販売・マーケティング→サービスという企業の主活動は鎖のようにつながって実行されるから価値の連鎖、バリューチェーンとも呼ばれるんだ。」

「バリューチェーンですか。でもその価値創造のプロセスがどうして競争優位と関係があるんですか?」

「うん。競争優位性というのは企業を全体として捉えたときには理解できないものなんだ。より具体的な企業の内部活動に焦点を集めることによって、どうして競争優位性が発揮できるかを把握することが可能になるんだよ。」

「そうか。ということはたとえばさっきのパン屋さんの例で言うと、このパン屋さんがとっても美味しいという味での差別化ができていれば、主活動の製造過程に競争優位性の秘密があるかもしれないし、原材料に秘密があるかもしれない。また、低価格というコストリーダーシップを発揮していれば、流通過程とか製造過程に低コストの要因があるかもしれないってことね。そのように企業を全体として見たときに競争優位性の原因がわからなかったものが、『価値創造のプロセス』の観点から企業を分析することによって、より詳細にその企業のどこに競争優位性が存在するのかを把握することができるってことですか。」

「そうだね。このことからわかるようにいろいろな要因から差別化やコストリーダーシップなどの企業の競争優位性が派生しているんだよ。」


今回のポイント:

企業の競争優位性は全体から見ても理解することは難しいの。
企業の活動を価値創造のプロセスに分解することによってはっきりと競争優位性の源泉を把握することができるのよ。

 

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MBA講座講師プロフィール:安部徹也

大学卒業後、都市銀行に入行。米国MBA留学を経て、MBA Solutionを設立し、代表に就任。現在All About よくわかるマーケティングのガイドとしても活躍中。

 

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