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Lesson 17 組織と経営戦略実行プロセスの関係とは?
「レイナちゃん、これまでルール優先の組織についての弊害について学んできたよね。」
「そうね。ルール優先の組織は現代の経営環境がめまぐるしく変化する時代では環境変化に対応できないってことでしたよね。」
「そうだね。今回はそれを踏まえて、組織と戦略実行のプロセスについて関わりを見ていこう。」
「組織と戦略の関係について見ていくわけですね。」
「そう。それじゃあ、まず始めに戦略をいくつかのタイプに分けてみようか。戦略にはまず立案された戦略というものがあり、その中から実行に移される戦略と実行に移されない戦略があるんだ。」
「そうね。企業とするとまずはいろいろな場面を想定して戦略のオプションを作成し、その中から最適な戦略を選んで実行して、残りの戦略は実行されずに終わるっていうことですものね。」
「そうだね。ただ戦略策定・実行プロセスはこれだけでは終わらないんだ。実行に移される戦略の中でも環境の変化に応じて戦略を改善し、より経営環境に適した戦略として実行する場合もあるんだ。」
「ということは当初計画された戦略が経営環境の変化の状況によっては、組織の中で変更を加えられて実行される可能性があるってことですね。」
「そう。そうした意味で言うと、環境の変化によって組織内で当初計画された戦略に変更を加えるっていうことだから、戦略っていうのは組織のヒエラルキーのトップレベルだけで策定されるものではなく、組織に属する人々すべての創造的活動によって形成される可能性があるってことだろう。」
「そうね。たとえば小売業なんかはトップマネジメントより販売店員の方が環境をよく知っているってこともあるだろうし、他の企業でも営業担当者の方が環境について多くの情報を握っているってことも考えられるものね。」
「このことは環境変化に即した戦略を計画・実行するに当たって、組織に属する人々の創造性がとても重要だってことを示唆しているんだ。だから企業にとっては組織の中で人々の創造的活動やアイデアが育ってくるような対策を講じることが不可欠になってくるんだよ。」
「そうか。多くの企業は、戦略は企業の経営の根幹に関わるものだからトップマネジメントのみで決定されると思っているけど、これは伝統的なマネジメントにおける大きな間違いの一つと言えるわけね。」
「その通りだよ。トップレベルで策定され実行に移される戦略は一旦それが戦略の実行プロセスに乗せられると戦略的学習のチャンスが無くなってしまうけど、ここで組織として人々の創造的アイデアを活かす組織作りができていれば人々の学習を促進してより自社を取り巻く環境に適した戦略策定・実行プロセスを構築できるってことなんだ。」

今回のポイント:
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経営戦略っていうのは一旦策定されれば変更する必要はないっていうものではないの。経営環境に合わせて組織内で改善していくことが重要になってくるのよ。
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