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Lesson35 プライス・バンダリングとは?
「あら、もうこんな時間。タツヤ先輩お昼にしません?今日は有名なイタリアンレストランでランチセットでもどうですか?単品で頼むと結構高くつくけどセットなら手頃な価格ですもの。」
「イタリアンのランチセットか。おいしそうだね。いくら有名なレストランでもランチセットなら僕ら一般庶民にも手の届く価格設定だからね。ところで、レイナちゃん知ってる?このようなランチセットなどはマーケティング上、プライス・バンダリングと呼ばれているんだ。」
「プライス・バンダリング?それってどういうことですか?」
「うん。プライス・バンダリングっていうのは一つだけの商品でなく他の商品と合わせて価格設定をすることで販売を促進するマーケティング手法なんだよ。特にどちらも少しづつ欲しいってお客や一方には興味があるけどもう一方にはあまり興味がないってお客に対しては効果的な手法なんだ。」
「確かに単品では高くて頼みにくい料理もランチセットなら少量づついろんな料理が楽しめるからお客にとってもありがたいシステムよね。」
「このプライス・バンダリングには幾つかの種類があって『ピュア・バンダリング』、『ミックスト・バンダリング』、『タイ・イン・セルース』に分けられるんだ。」
「『ピュア・バンダリング』、『ミックスト・バンダリング』、『タイ・イン・セルース』ですか?それぞれどう違うんでしょう?」
「うん。まず『ピュア・バンダリング』は純粋に抱き合わせ商品だけを販売して、それぞれ単品では提供しないんだ。たとえば、企業が在庫商品を一掃したいときに、売れ筋の商品と抱き合わせで在庫商品を販売することも考えられるね。でもこの場合気をつけなきゃいけないことはあまり不必要なものを消費者に押し付けないことだね。」
「そうね。いくら安くてもいらない商品はいらないものね。その点『ピュア・バンダリング』は消費者に単品の選択はできないから注意が必要ね。」
「次の『ミックスト・バンダリング』は抱き合わせ商品と単品の両方を提供する手法なんだ。一般的にこの『ミックスト・バンダリング』の方が企業にとって利益を生みやすいといわれているんだ。セットを望む客と単品を望む客のニーズを満たすことができるからね。」
「マクドナルドのバリューセットなんかはこの『ミックスト・バンダリング』ね。セットでも単品でも頼めるものね。」
「そうだね。そして最後の『タイ・イン・セルース』っていうのはある商品を購入すると自動的にそれに付随する商品(タイ・イン商品)がついてくることなんだよ。」
「たとえば、プリンターを買うとインクカートリッジとか接続コードがついてくるってことね。」
「そう。このようにプライス・バンダリングっていうのはお客にとっても魅力的なオファーになるし、企業にとっても売上を増加するチャンスにもなるんだよ。」

【MBA講座:今回のTake Away】
◆プライス・バンダリングとは?
→1つの商品だけでなく他の商品と抱き合わせで価格設定を行うこと。
◆プライス・バンダリングのメリット
<顧客>
→商品の選択肢が増える
→単品を購入するよりも安く商品を購入できる
<企業>
→より多くの顧客のニーズに対応できる
→在庫処分ができる(福袋など)
→売上増が図れる
◆プライス・バンダリングの種類
<ピュア・バンダリング>
→純粋に抱き合わせ商品だけを販売して、それぞれ単品では提供しない方法。
<ミックスト・バンダリング>
→抱き合わせ商品と単品の両方を提供する方法。
<タイ・イン・セルース>
→ある商品を購入すると自動的にそれに付随する商品(タイ・イン商品)を提供する方法。
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