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2007年01月29日

 ■ 考えて考えて考え抜くことが大事だ
『本を読まなかったので、自然自分で考えるようになった。本を読んでいたら仕事も人の後を追っかけているようなことが多い。考えて考えて考え抜くことが大事だ。』(出光佐三氏:出光興産創業者)


みなさんは『たくさんの本を読め』と薦められたことはありませんか?

私自身は学生時代など読書嫌いでほとんど本を読まない生活でしたが、MBA留学を機に環境が一変、非常にたくさんの書物を読むようになりました。そのような経験を通して、読書は自分の世界を広げると言う意味で非常に有効な手段だと確信しています。

ただ、本を読めばそれだけでいいかと言うと、決してそのようなことはありません。逆に本を読まないほうがいい場合もあるのです。それは自分で何も考えることなしに本の内容を鵜呑みしてしまう場合。確かに本の中には人生を豊かにしたり、仕事上の難題を解決するようなヒントが詰まっていますが、その内容を自分なりに解釈して、自分のものとせずにそのまま利用するようなことがあってはいけません。書物はあくまでも著者の立場で書かれたものであって、その内容を自分を取り巻く環境に応じてカスタマイズしていかなければいけないのです。

私自身は以前読んだ三国志の中の一節で『書に読まれて書の活用を知らぬは無学より始末が悪い』という言葉を肝に命じて読書を行っています。いくら書物を読んでも活用法を考えなければ、自分自身の成長はありえませんし、ただ単に本で読んだ知識をそのまま他人に伝えることはともすれば世の中にとって害になるのです。

書物を読むことは確かに重要です。ただ、それ以上に重要なのは出光氏がおっしゃるように自分の頭で考え抜くことなのではないでしょうか。

投稿者 MBA : 2007年01月29日 09:17